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悪性リンパ腫の症状・治療

悪性リンパ腫とは、白血球に一種であるリンパ球ががん化することによっておこるリンパ系にできる悪性腫瘍、つまりリンパ系のがんのことをいいます。
白血球はリンパ節中に密集していて、リンパ節が腫れることが悪性リンパ腫の特徴であって、がん性のリンパ球は単独のリンパ節だけにとどまるケースもありますが、リンパ管を移動してほとんどの器官に広がってしまうケースもあります。

悪性リンパ腫は大きく分類すると、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫があり、ホジキンリンパ腫は欧米でよく見られるタイプの悪性リンパ腫であって日本では約10%ほどに過ぎず、大多数が非ホジキンリンパ腫です。
非ホジキンリンパ腫は、ホジキンリンパ腫より悪性リンパ腫細胞が骨髄や皮膚、胃腸管などに移る可能性が高いので治療も困難になります。
リンパ系は全身に張り巡らされたネットワークですので、悪性リンパ腫は全身に発症する可能性があるので、治療によって腫瘍消えたとしても再発することもよくあります。

悪性リンパ腫の症状

  • 悪性リンパ腫の症状は、まずリンパ節が腫れることによって各組織を圧迫することが原因でおこります。
    足のリンパ節が腫れるとリンパ液の流れが阻害されるので足がむくみ、胸周辺のリンパ管が腫れると、大静脈が圧迫されて頭部から心臓への血流が阻害されたり、リンパ液の流れが悪くなるため、顔のむくみを引き起こしたり、肺のまわりに体液が蓄積して呼吸困難になったりします。
    リンパの腫れが腸管を圧迫すると、食欲不振や嘔吐、重症の便秘、腹痛、腹部膨満感を引き起こします。
  • 悪性リンパ腫になると赤血球の数が減少し、貧血を起こします。
    というのも、リンパ系の1つの器官である脾臓の機能が悪性リンパ腫によっておかしくなると必要以上に赤血球を破壊してしまったり、異常な抗体による免疫機能が赤血球を異物と勘違いして破壊してしまったり、胃腸管への出血によって赤血球が失われたりするためです。
  • リンパ系は体を外敵から守る免疫機能担っていますが、悪性リンパ腫によってこの機能が働かなくなるので、重度の細菌感染にかかりやすくなります。
  • 悪性リンパ腫細胞が、皮膚に進展すると、皮膚が腫れあがったように厚くなったり、色素沈着して皮膚が黒ずんだり、かゆくなったりして、また、小腸に進展すると体重が減少したり、下痢や消化吸収不良を起こしたりします。

    これらの症状はあるものの、悪性リンパ腫は通常、痛みを伴うような我慢しがたい症状はあまり現れないので、気付いたときには症状が広範囲に進行しているケースがほとんどです。


    悪性リンパ腫の治療

    悪性リンパ腫は、全身に広がる可能性があるので、見つかった悪性リンパ腫細胞を摘出する外科手術による方法は効果的ではありません。
    ですから、通常悪性リンパ腫の治療には放射線療法や抗がん剤などによる化学療法によって行われます。
    ただし、これらはやはり副作用の問題があり、がん細胞を破壊すると共に、正常は細胞にも損傷を与えてしますので、悪心や嘔吐、血球数の減少、脱毛などの症状が現れます。
    その他、悪性リンパ腫細胞に有効な抗体を用いた抗体療法などが新たに試みられていますがまだまだ普及していません。





  • リンパ節炎の症状

    リンパ節炎はリンパ節が炎症をおこして腫れあがる症状のことをいいます。
    リンパ節は豆粒ぐらいの丸みのあるもので、健康で正常なときでも手で触わってみると小さなぐりぐりっとしたものを感じ取れる場所もありますが、リンパ節炎になるとさらにこのリンパ節のぐりぐりが大きく腫れあがってしまいます。
    リンパ節炎の症状としては、痛みがあり、皮膚が赤く腫れて熱っぽくなります。

    リンパ節炎のおこる原因は、その炎症を起こしているリンパ節近辺での細菌やウィルスなどの病原菌による感染であることが大半です。
    病原菌の進入を察知したリンパ節が病原菌と戦うために白血球を動員し攻撃を仕掛ける、いわゆるリンパの免疫機能が働くことによって炎症がおこるのです。
    免疫反応に組織できる感染源から最も近くにあるリンパ節が対応しますので、感染の場所によって腫れるリンパ節はだいたい決まっています。
    例えば、指先で感染が起きるとひじのリンパ節が腫れたり、咽喉で感染が起こるとあごの下のリンパ節が炎症を起こします。
    ですから、お医者さんはリンパ節炎の起こっている部分や大きさによって病原の所在や原因を推測して治療にあたることができます。

    通常は特に治療しなくても2〜3日で腫れも引いて治ってきます。
    病院に行くと、細菌感染の場合には症状によっては抗生物質や消炎鎮痛剤を処方されるでしょう。

    リンパ節炎で注意が必要なのが、悪性リンパ腫や白血病などのがん(悪性腫瘍)が原因で起こっている炎症です。
    リンパの免疫機能が低下していて、白血球の攻撃よりがん細胞が勝ってしまうと、がん細胞が増殖してしまい、リンパの腫れは非常に大きくなってきます。
    がん(悪性腫瘍)によるリンパ節炎の特徴は、硬くてあまり動かず、押さえても痛まないことです。
    2〜3週間経ってもリンパ節の腫れが引かない、だんだんリンパ節の腫れが大きくなってきている、他のリンパ節も腫れてきた、リンパ節炎が耳の後ろや頭皮にも見られる、という場合はがんの疑いもありますので、病院で見てもらうようにしましょう。

    リンパ浮腫の原因、治療

    リンパ浮腫とは、リンパ液の正常な流れが何らかの原因によって阻害されたり減少したりすることで起こるリンパ管のむくみです。
    リンパ浮腫は、生まれつきリンパ液を処理できるリンパ管の数が少ないために起こる先天性リンパ浮腫(一次性リンパ浮腫)と、乳がんや子宮がんなど手術によってリンパ管やリンパ節を除去することなどが原因でおこる後天性リンパ浮腫(二次性リンパ浮腫)があります。

    リンパ浮腫のおこる原因

    先天性リンパ浮腫(一次性リンパ浮腫)では、生まれつきむくみが明らかな場合もありますが、通常乳児の体内で作られる少量のリンパ液の量は対応できるケースが多いため、成長する過程でリンパ液の量がだんだん増えてきて、リンパ液の量がリンパ管の処理能力を上まわったときに現れます。
    先天性リンパ浮腫(一次性リンパ浮腫)は男性よりも女性に生じる可能性が高く、初期の兆候は足のむくみから始まり、時間の経過と共に症状がひどくなります。

    後天性リンパ浮腫(二次性リンパ浮腫)は、子宮がん、乳がん、前立腺がんの治療後によって起こることが多く、日本の後天性リンパ浮腫(二次性リンパ浮腫)の原因の約半数は、子宮がんの治療によるもので、約4分の1は乳がんの治療によるものと言われています。
    がんの手術ではがんの転移を予防するためにリンパ管やリンパ節が除去するケースが多く、また、放射線治療や抗がん剤によってリンパの機能が失われてしまいます。
    特に、子宮がんでは足の付け根の部分にリンパ節が密集しているため、そのリンパ節群を除去することで足にむくみが起こりやすくなり、乳がんの場合は、わきの周辺にリンパ節が密集しているため、そのリンパ節群を除去することで手にむくみが生じやすくなるのです。


    リンパ浮腫の治療・予防法

    リンパ浮腫は、リンパ管及びリンパ節の数や能力が足りないために起こり、投薬による治療ができず、現在のところリンパの働きの替わりをするようなものやリンパの能力を高めるようなものなど特に効果的であると言える治療方法が見つかっておらず、完治する治療方法はなく、むくみの症状を軽減、緩和する治療法しか行われていません。

  • 足や手などむくみのある部分を心臓より上に挙げる
    最も簡単で効果のある治療方法で、心臓より上に挙げることで重力によるリンパ液の流れの抵抗がなくなり、リンパ液が血液循環に戻りやすくなります。

  • 適度の運動をすることも予防になります
    運動による筋肉の収縮がリンパ管を押しつけてポンプの働きをするので、リンパ液の流れを良くしてくれます。
    翌日に疲れが残るような激しい運動ではなく、水泳やウォーキング、軽いエアロビクス、自転車などが効果的です。

  • リンパマッサージ(リンパドレナージュ)
    リンパマッサージ(リンパドレナージュ)は、素手によるリンパ液を排泄するマッサージで、リンパ管の流れに沿ってさするようにマッサージすることで、滞ったリンパ液をリンパ管が静脈とつながるっている鎖骨下の頸部リンパ節群に導き、リンパ液を血液中に戻してあげます。

  • 空圧式のマッサージ器
    空圧式のマッサージ器は、加圧と除圧を繰返すことにより筋肉の収縮・弛緩のポンプ動作を機械的に作り出すことによって、リンパの流れを促進します。

  • 圧迫包帯や圧迫ストッキング、スリーブ
    圧迫包帯や圧迫ストッキング、スリーブを着用することもむくみを抑え、マッサージ効果もあるため有効です。
    ただし、部分的に締めつけていまうゴムのきつい下着や衣服の着用はよくありません。
    リンパ管が締めつけられてふさがり、リンパ液の流れが悪くなる原因となります。