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リンパの免疫機能の主役「白血球」

リンパには、体内に進入してきた人体に有害な病原体をやっつける免疫機能があります。
そのリンパにおける免疫機能の中心的な働きをしているのが白血球です。
白血球といえば、血液の構成成分として知られていますが、リンパ液中にもたくさん存在し、外的から守るために体内をパトロールしています。
けがをした場所に膿ができることがありますが、これは病原体を退治した白血球の死骸
が集まったものが傷の表面に現れたものです。

白血球の種類にはマクロファージ、好中球、リンパ球があり、それぞれ異なる役割を果たしています。

マクロファージは、大型の白血球で、細菌やウィルスなどの病原体や抗原などを飲み込み薄い膜に包まれた化学物質や酵素によって微生物を分解し破壊してしまいます。
マクロファージは血液中には存在せず、肺が空気を受け入れる部分や肝臓が血液と結合する部分などのように器官が外界や血流に触れる最前線に潜んでいます。
ですから、マクロファージはリンパ系における白血球の先頭部隊といえます。

好中球は、白血球の約60%を占め、細胞質に殺菌作用のある酵素の顆粒を含むため顆粒球とも呼ばれています。
好中球は、マクロファージと同様に、病原体や抗原を飲み込み、酵素を含んだ顆粒によって分解・破壊します。
好中球は普段は血液中を巡回していて、マクロファージが病原体を見つけて攻撃開始し、好中球に応援の要請する信号を送ることによって、血液中を飛び出してマクロファージに加勢します。

リンパ球はリンパ系で主要な免疫機能を行う白血球で、マクロファージや好中球に比べて小さく、ウイルスなどの小さな異物に対しては、好中球ではなくリンパ球が中心となって攻撃します。
リンパ球は、大きく分けるとBリンパ球、Tリンパ球、ナチュラルキラー細胞の3つに分類できます。
Bリンパ球は、抗体とよばれる分子を分泌し、抗体が細菌やウィルスなど体に有害な微生物などと結合することで、マクロファージなど貪食細胞がそれを病原体と認識して攻撃したり、免疫細胞と結合することで免疫反応を起こしたりします。
Tリンパ球は、胸腺からリンパ系に入り、免疫監視システムの一部として働きます。
ナチュラルキラー細胞は、ある特定の微生物やがん細胞を殺す働きをしています。

このように、白血球は体を感染から守る重要な働きをしていて、何らかの原因で白血球数が減少すると、免疫機能が衰えて病気になりやすい体になってしまうのです。

リンパのネットワークが病気から体を守る

私たちの体内には、日常生活の中でたくさんの細菌や有害物質が進入してきて、様々な病気の原因となります。
また、日本人の最も多い死亡原因で、命を脅かすがんですが、実は私たちの誰もががん遺伝子を持っていて、1日に何と約3000個もの細胞ががん化していると言われています。
このように、私たちの体は日々たくさんの危険因子と隣り合わせで、いつ病気になってもおかしくない状態なのですが、病気にかからずに健康でいられるのは私たちの体に免疫機能が備わって入るからなのです。
この免疫機能を担っているの器官の1つがリンパ系なのです。

リンパ管は全身に張り巡らされネットワークを形成しており、主にリンパ管の結合部分にはリンパ節があります。
リンパ節は体内に進入してきた細菌やウィルスといった病原体などの異物をせき止める関所のような機能をしていて、異物がリンパ液の流れに乗って血管に進入し、全身に循環してしまわないように働いています。
リンパ節は鎖骨の下や脇の下、首筋やあごの下、足の付け根、肺や腸付近に密集していて、全身に約300〜600個あり、リンパ液は必ず一カ所はリンパ節を通過して異物が潜んでいないかチェックを受けているのです。